誰もが長生きする社会。シニアとこれからシニアになる人たちと「長生きするのも悪くない」と思える仕組みをつくっていきます。
 

 

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50代〜70代の女性100名にアンケートを実施し、
「結婚って、結局どうですか?」について自由回答を集計しました。

 
 
 
 

今回のアンケートは、今までの中で最も回答の整理に時間を要する結果となりました。というのも、「我慢が必要!(でも)老後は安心」「今がいちばん幸せ(でも)昔は大変だった」「家族がいると楽しい(でも)たいへんなときも・・・」と、文章の途中に“逆接の接続詞”が出てくるため、結婚を肯定的に捉えているのか、否定的に捉えているかの判断に迷ったことが理由です。

肯定的な意見の中で、「接続詞」が“ない”回答を「良い」に分類し、接続詞が“書いてある”、もしくは書いていなくても、“同様の意を読み取れる”回答については、「色々あるけど良い」に分類して集計したところ、「良い」が20%、「色々あるけど良い」が45%となり、肯定的な意見が65%を占めました。また、否定よりな意見として、「一人よりはいい」が14%、「忍耐/我慢」が9%で、合わせて23%となりました。

現シニア世代が25歳の頃(1970年頃)というのは、未婚率は約10%で、10人中9人は結婚していた時代です(現在の未婚率は約35%)。恋愛期間も短く、相手の人柄が分からぬまま結婚し、何とか折り合いをつけてきた方も多いようです。

夫の愚痴を友人にはき、時には、他人の夫やテレビドラマの登場人物と比較しながら、及第点や赤点をつけ、大部分は許せないんだけど、病気のときに優しくしてくれたこと、結婚前は素敵だったことなどを糧に、回答と同じく、順接と逆接の接続詞をつなげながら結婚生活という『物語』を続けてきた世代。

「離婚」という選択肢も以前よりも当たり前になった今、物語のラストをどうするか迷う人が増加しています。「結局まだ分かっていない」という回答が9%ありましたが、おそらくこれも本音です。「(でも)よかった」と終わるのか、「(だから)ダメだった」と結論づけるのか、結婚が結局どうだったのかは、物語の主人公である「わたし」が決めるしかないということなのかもしれません。