開催レポート【学習会】3月28日(日)『月1学習会「シニアの居場所づくり」を実現させるアイデアをみつけよう』
■報告
BABAlabの月1学習会、2021年3月のテーマは 「シニアの居場所づくり」を実現させるアイデアをみつける会」でした。
シニアの居場所づくりに挑戦する、「元気スタンド ぷリズム(埼玉県幸手市)」の代表小泉さんをゲストにお迎えし、シニアの居場所をつくるには?地域のひとに訪れてもらうには?についてアイデアを出したり、意見交換を行いました。
元気スタンド ぷリズム
http://genki.cafe.coocan.jp/
■議事録
<立ち上げた理由>
・40才のときに起業
・スーパーに勤務しているときに「高齢者の孤独」に気づく
・社縁、地縁、血縁が失われると、家にこもったり病気になったり悪循環がおきる
・地域で交流できる場、行ける場をつくることにした
・最初は地域に誰も知り合いがいないところから始めた
<目的>
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる仕組みづくり
・コミュニティつくり
・生活安心づくり
・生きがいづくり
<喫茶店事業>
・誰でも気軽に来られる「居場所」「たまり場」
・「体操しましょう」は無い、自然に交流が生まれる場
・運営は飲食等の売り上げ収入のみ 補助金、家賃補助なし
<総菜屋事業>
・高齢者が働ける場、いくつになっても働ける
・働いている人は有償ボランティア
半日(午前)2000円 4時間(調理あり)
半日(午後)2000円 5時間
<地域支え合い事業>
・元気なシニアが困ったシニアを助ける手伝い、お小遣い(お買物券)がもらえる
・手伝いをすると、お買物券がもらえ、それを加盟店で使える
・困りごとのある方を元気な方が支えあう仕組み
<アナログデリバリーシステム事業>
・ウーバーイーツなどで注文できない高齢者も多い
・高齢者が電話などで注文できる
・配達する人は専用のサービスで請け負う
<レンタルセニアカー(移動サポート)事業>
・行きたい場所に行ける、買い物ができると楽しみになる
<情報提供>
・地域の仲間と一緒に、地域の居場所やイベントをお知らせしたりしている
・コミュニティカフェがあると人が集まる、イベントも実施しやすい
・「町内るるぶ」を目指した、地域地図づくり
<全事業の目的、目標>
・地域を支える仕組み、ご近所の支え合い
・「つなぐ、見守る、支える」
・何かあったときに医療につなぐ役割、医師会や包括支援センターとも連携している
・高齢者だけでなく、子供たちともつなぎたい
・地域全体での子育て環境をつくりたい
<今後の予定>
・子供たちのたまり場「元気スタンド・プレイ」の立ち上げ計画中
・シャッター商店街をコミュニティモールにする
・全国の参考になるモデルをつくりたい
<事業化するために>
・補助金は立ち上げのときにだけ使う、それ以降はどう収益化、事業化できるか
・見守りシステムの取次も試行している(月980円うち200円が収入)
■イベント概要
【日程】2021年3月28日(日)10:00~11:30
【参加費】無料
【主催】BABAlab(ババラボ)
【共催】NPO法人埼玉情報センター